入浴によるヒートショック

2020-11-22 オフ 投稿者: SHANY™
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生労働省の 2017 年人口動態調査1[1] 厚生労働省:平成 29 年人口動態統計,2018.によると、毎年31,692人の高齢者(65 歳以上)が不慮の事故で死亡している。特に、不慮の溺死及び溺水による死亡者数は 6,759 人であり、2007 年の結果(4,527 人)より増加している。不慮の溺死及び溺水による死亡は入浴時に起きる場合が多く、冬期の寒い場所で着替えて入浴することで血圧の乱降下(ヒートショック)がその原因ではないかと考える。また、溺死者比率が大きい地域は、次世代省エネ地域区分2[2] 国土交通省:平成 25 年省エネルギー基準,2013.として 3、4、5 の地域であることが特徴である。この地域も寒冷地であるが、住宅の断熱・気密性能及び暖房設備の性能が次世代省エネ地域 1、2 よりも劣り、冬期の浴室の温熱環境が悪くなっているのがその原因であると考える。そこで本研究では、次世代省エネ地域 3、4、5 の代表地域である長野県を検討対象とし、住宅における浴室温熱環境について実態調査を行うことを目的とする。また、寒い浴室環境での入浴が人体にどのような影響を及ぼすのかを被験者実験で把握し、実態調査の結果と比較することでヒートショックの予防策を講ずる。


[1] 厚生労働省:平成 29 年人口動態統計,2018.
[2] 国土交通省:平成 25 年省エネルギー基準,2013.


死亡者数

改修前・後

脱衣前・後

入浴前・後


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Study on the thermal environment of bathroom and dress room with unexpected death in residential building
Chiho Horikawa, Sihwan Lee, and Yoshiharu Asano
Health Buildings 2019 Asia, Changsha, China, 2019.10.


Written by Sihwan Lee
[BSRG™, Shinshu University]

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