屋根面の日射反射率
2020-11-27屋根面からの日射取得は夏季においては室内温度の上昇の大きな要因となっている。一方で冬季には室内温度上昇に寄与するため、屋根面の適切な日射制御が必要となる。近年では高日射反射率塗料による屋根面の遮熱が促進されており、評価手法も2008年にJIS K 5602「塗膜の日射反射率の求め方」1[1] JIS K 5602 : Determination of reflectance of solar radiation by paint film, Japanese Industrial Standards Committee, 2008.として確立されている。一方で屋根面の反射率による室内温熱環境や省エネルギー効果に関する研究は少ない。本研究は、屋根面の反射率が室内温熱環境と冷暖房負荷に及ぼす影響を把握することを目的とする。
[1] JIS K 5602 : Determination of reflectance of solar radiation by paint film, Japanese Industrial Standards Committee, 2008.
屋根材
長野市住宅街
実測模型
数値解析
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屋根の反射率による室内温熱環境と年間負荷に関する研究
Effect of solar reflectance of roof surface on indoor thermal environment
岡村晃,李時桓
室内環境学会学術論文集,A-38,p.105-106,2020.12.
Written by Sihwan Lee
[Associate Professor, Nagoya University]