建築設備Ⅰ [Building Facilities 1] |
【授業概要】
快適な居住環境を形成する要素として、温熱環境を理解する。また地球環境を考える上での省エネルギーと省資源との関連から、均衡の取れた設備システムを理解する。さらに、そのような背景を踏まえた空気調和設備についてその役割と計画の仕方を理解する。
【対象学生】
工学部@建築学科3年生
【授業計画】
第01回:ガイダンス、授業の進め方、注意事項など
第02回:建築設備概論
第03回:空気調和設備とは
第04回:空気調和と室内環境
第05回:空気の状態を知る
第06回:空調負荷の考え方
第07回:空気調和方式の種類・特徴(1)
第08回:空気調和方式の種類・特徴(2)
第09回:空気調和機器と部材(1)
第10回:空気調和機器と部材(2)
第11回:換気・排煙設備
第12回:自動制御設備
第13回:電気設備
第14回:搬送設備
第15回:期末試験
【教科書】
初学者の建築講座 建築設備、大塚雅之 著、市ヶ谷出版社、3,000円+税
【参考書】
100万人の空気調和、小原淳平 著、オーム社、3,800円+税
徹底マスター 空気線図の読み方・使い方,空気調和衛生工学会 著、オーム社、2,800円+税
建築環境工学用教材 設備編、日本建築学会 著、丸善出版株式会社、3,000円+税
建築設備学 教科書、建築設備学教科書研究会 著、彰国社、3,600円+税
空気調和ハンドブック、井上宇市 著、丸善出版株式会社、4,200円+税
建築設備演習 [A Seminar in Building Facilities] |
【授業概要】
目に見えない空気の基礎的な特性を習得し、熱・湿気・汚染物質などの移動メカニズムを解明する。また、温熱環境・空気環境・人体快適性について深く学習し、環境デザイン及び空気調和設備の計画、設計ができるようになる。
【対象学生】
工学部@建築学科3年生
【授業計画】
第01回:ガイダンス、授業の進め方、注意事項など
第02回:空気環境計画
第03回:在室者による空気汚染対策
第04回:シックハウス対策
第05回:火気使用室の換気対策
第06回:粉塵対策
第07回:換気効率と高効率換気システム
第08回:非定常濃度変化と換気量測定
第09回:圧力損失と風力換気
第10回:大気基準圧と温度差換気
第11回:ダクト系の設計と送風機
第12回:噴流の挙動と室内気流のデザイン
第13回:都市と建物周辺の気流環境
第14回:自然換気利用建物の事例
第15回:期末試験
【教科書】
講義資料と演習問題を提供する。
【参考書】
最新建築環境工学、田中俊六・武田仁・土屋喬雄・岩田利枝・寺尾道仁・秋元孝之共著、井上書院、3,000円+税
最新建築環境工学 演習編、田中俊六・武田仁・土屋喬雄・岩田利枝・寺尾道仁・秋元孝之共著、井上書院、2,700円+税
建築環境工学用教材 環境編、日本建築学会 著、丸善出版株式会社、3,000円+税
建築環境工学用教材 設備編、日本建築学会 著、丸善出版株式会社、3,000円+税
建築環境工学実験 [Experiments of Environmental Engineering] |
【授業概要】
高断熱・高気密住宅の工法開発、換気システム開発、温熱シミュレーションの実務経験を活かして講義を行う。課題の設定に対し、自ら測定器を動かし、かつ解析した結果を理解した上で、レポートの作成が出来ることを目標とする。
【対象学生】
工学部@建築学科3年生
【授業計画】
第01回:ガイダンス、授業の進め方、注意事項など
第02回:自宅の温湿度測定
第03回:エアコンのCOP測定
第04回:温熱環境測定
第05回:道路交通騒音測定
第06回:昼光率測定
第07回:断熱性/非定常温度変化の測定
第08回:作業効率/知的生産性の測定
【教科書】
建築環境工学実験用教材、日本建築学会、丸善出版株式会社、1,900円+税
【参考書】
建築環境工学用教材‐環境編、日本建築学会、丸善出版株式会社、1,900円+税
建築設備設計学 [Building Facilities Design] |
【授業概要】
快適な居住環境を形成する要素として、温熱環境・空気環境・人体快適性を理解する。また流れのコンピュータシミュレーションを利用した建物内外気流の数値計算を行い、環境建築設計の原理を理解する。
【対象学生】
工学部@大学院生
【授業計画】
第01回:ガイダンス、授業の進め方、注意事項など
第02回:室内気流計算入門
第03回:PMV理論による温熱感覚の推定(1)
第04回:PMV理論による温熱感覚の推定(2)
第05回:エアコン室内気流計算
第06回:換気効率の理論と計算準備
第07回:室内気流計算と換気効率計算
第08回:屋外気流計算入門
第09回:通風気流解析入門
第10回:温度差換気解析
第11回:市街地モデルの作成
第12回:街区の気流解析
第13回:個人課題発表会(1)
第14回:個人課題発表会(2)
第15回:個人課題発表会(3)
【教科書】
講義資料は提供する。
【参考書】
はじめての環境・設備設計シミュレーション CFDガイドブック、空気調和・衛生工学会、オーム社、3,800円+税
コンピュータによる 熱移動と流れの数値解析、スハスV.パタンカー、森来た出版株式会社、3,000円+税
換気設計のための数値流体力学CFD、空気調和・衛生工学会、丸善出版株式会社、5,556円+税
人とすまい [Human and House] |
【授業概要】
設備環境・構造防災・建築心理を専門とする各教員が、各々の立場から「すまい」についてスライドやビデオなどを用いて紹介し、講ずる。
【対象学生】
全学部@1年生
【授業計画】
第01週:ガイダンス
第02週:人とすまい:人と空間の係わり合いに関する講義
第03週:すまいの一生
第04週:すまいの一生
第05週:すまいの一生
第06週:すまいとまち
第07週:すまいとまち
第08週:すまいとまち
第09週:すまいの省エネ
第10週:すまいの省エネ
第11週:人とすまい
第12週:人とすまい
第13週:すまいのつくり
第14週:すまいのつくり
第15週:すまいのつくり
【教科書】
指定しない。
【参考書】
講義にて紹介する。
建築設備設計学演習 [Advanced Seminar in Building Facilities Design] |
【授業概要】
建築設備(空調設備・衛生設備・電気設備)に関わる設計実務に必要な基本的な手法を教育する。寒冷地において特有な設備技術とエネルギーを有効に利用する技術を前提にした熱、空気、光、音、水について室内環境と設備効率を計算し、評価する。設計実務に即し、インターンシップで学ぶ実務内容をより深めるための科目である。この科目をとる学生は極力1年夏のインターンシップをとることを推奨する。
【対象学生】
工学部@大学院生
【授業計画】
第01週、第02週、第03週:空調時の室内環境評価項目の計算と評価、レポート作成
第04週、第05週、第06週:床暖房の制御法と評価、レポート作成
第07週、第08週、第09週:採光計画と照度計算、レポート作成
第10週、第11週、第12週:室内空気環境項目の計算と評価、レポート作成
第13週、第14週、第15週:設備の騒音制御法と計測、レポート作成
第16週、第17週、第18週:給水性能の計算と評価、レポート作成
第19週、第20週、第21週:給湯設備の計算と評価、レポート作成
第22週、第23週、第24週:排水性能の計算と評価、レポート作成
第25週、第26週、第27週:水質分析法と評価、レポート作成
第28週、第29週、第30週:レポート報告会及び講評会
【教科書】
講義資料は提供する。
【参考書】
空気調和・衛生工学便覧(全5編)、空気調和・衛生工学会、空気調和・衛生工学会、77,200円+税
建築・デザイン工学設計製図Ⅱ [Architectural Design and Drawing Ⅱ] |
【授業概要】
最も身近な人間の行為である、住むことと働くことを営む建築環境としての住宅とオフィスの設計を行う。
・設計上の計画・構造・設備に関する知識
・設計上の配置計画・平面計画・断面計画・立面計画・パースの作成方法
・建築模型の作成方法
・完成作品を説明するためのプレゼンテーション方法
【対象学生】
工学部@建築学科2年生
【授業計画】
第01回:課題説明(住宅)(敷地見学を行う場合がある)、夏季課題チェック
第02回:計画・構造・設備に関する説明
第03回:エスキス1(テーマシート・ゾーニング・パース)
第04回:エスキス2(配置計画・平面計画・パース)
第05回:エスキス3(配置計画・平面計画・断面計画・立面計画、パース)
第06回:エスキス4(配置計画・平面計画・断面計画・立面計画、パース)
第07回:図面・模型のチェック・トレース(オフィス)の説明
第08回:講評会(住宅)
第09回:課題説明(オフィス)(敷地見学を行う場合がある)、トレース(オフィス)のチェック、計画・構造・設備に関する説明
第10回:エスキス1(テーマシート・ゾーニング・パース)
第11回:エスキス2(配置計画・平面計画・断面計画・パース)
第12回:エスキス3(配置計画・平面計画・断面計画・立面計画、パース)
第13回:エスキス4(配置計画・平面計画・断面計画・立面計画、パース)
第14回:図面・模型のチェック
第15回:講評会(オフィス)
【教科書】
コンパクト建築設計資料集成 日本建築学会編
【参考書】
参考資料は提供する。
建築・デザイン概論 [Introduction to Architecture and Design] |
【授業概要】
建築の歴史意匠・計画、環境・設備、構造・防災の各分野とデザインの関係を学びつつ、これらを総合することで工学とデザインの関係についての理解を深める。
【対象学生】
工学部@全学科2年生
【授業計画】
第01回:くらしと建築デザイン
第02回:建築の構造デザイン
第03回:建築のデザイン史
第04回:地域と建築デザイン
第05回:建築の環境デザイン
第06回:省エネルギー建築デザイン
第07回:地震と建築デザイン
第08回:まとめ@工学におけるデザインのこれから
【教科書】
指定しない。
【参考書】
柏木博・松葉一清:デザイン/近代建築史、鹿島出版会
斎藤公男:新しい建築のみかた、エクスナレッジ