換気量測定法:一定濃度法
2020-08-10室内濃度を常に目標値で一定にするため、トレーサーガスの注入量を制御して換気量を測定する方法である。室内濃度が均一に混合されなくても複数の注入点と測定点を設けることで、濃度分布を均一にすることができる。トレーサーガスの注入量を制御するには、特別な装置が必要であり、良く活用する測定機器はマルチガスモニターとサンプラーである。
適用される基本式は次式である。また、分かりやすく説明するためにバックグラウンド濃度を0と扱っている。
\begin{aligned} 0 = \frac{{dV}_{\textrm{gas}}({T})}{dt} = m(t)-{C}_{\textrm{target}}Q(t) \end{aligned}
ここで、Ctargetは一定濃度法のための目標値 [m3/m3]、Q(t)は t 時間における換気量 [m3/h]、m(t)は t 時間におけるトレーサーガスの注入量 [m3/h]である。
\begin{aligned} Q(t) = \frac{{m(t)}}{{C}_{\textrm{target}}} \end{aligned}
Reference – ISO 12569:2017
[International Organization for Standardization]